FXを上達させるために、必要な作業が「過去検証」です。勝てるトレーダーと勝てないトレーダーを分ける基準が、「過去検証をしているかどうか」といっても過言ではありません。
この記事では、過去検証をする方法と、効果的に行うコツについて解説します。
この記事の目次
なぜ、勝ち組トレーダーは過去検証をするのか
簡単にいうと、FXにおける過去検証とは、スポーツで言えば、「素振りや基礎練習」にあたるものです。
素振りや基礎練習を1回もしない選手が、プロに絶対なれないのと同様、過去検証をしないトレーダーが、勝てるようになることはありません。
これはスポーツだけでなく、勉強や仕事などとも全く同じです。
問題集を一度読んだからといって、入試が解けるようになることはありませんし、営業のノウハウ本を読んだだけで、トップセールスになることがない、というのも同様です。
ノウハウを知っていることと、実践できることは全く意味が違うからです。
- ノウハウどおりトレードできるか、自分の手でやってみる
- 勝ちパターン、負けパターンを自分の目で見ておく
- エントリーチャンス、連敗数を調べてみる
- エントリー、決済時のマインドの動き方を確認する
練習を繰り返して初めて分かることがあります。
どんなことでも、ノウハウを実践して自分のものにする機会が絶対に必要なんですが、FXの場合はそれが過去検証である、ということですね。
ですので、勝てるトレーダーになりたい場合は、過去検証をしましょう。
そして、勝てるトレーダーはちゃんと意味を持った上で過去検証を行っています。
①その手法の「実際」の利益率を調べるため
FX商材などで、参考値として表示されている過去実績、バックテスト結果は、基本的に信用しない方が良いです。
商材の販売にあたって、過去実績も審査されているかというと、そうでもないのが実態です。「勝率8割と書いてあるけど、実際に検証したら4割程度だった」ということもザラにあります。
なので、その手法が一時的に調子が悪いのか、もしくは全く勝てない手法なのかは、過去検証して初めて分かります。
レビューサイトも信用したらいけませんよ。商材を売ってナンボですからね。
(当サイトも、自分の頭で疑いつつ読んでください。笑 そして過去検証を絶対にしたほうが良い)
どれくらいの勝率、連敗する可能性などがあるかは、自分で調べる以外に方法はありません。
②パターンやコツを体に染み込ませるため
FX商材の中でも、その手法に対する全ての解説が行われているとは限りません。
非常に小さいコツなのでスルーされていたり、自分の目で見て初めて気づくコツもあったりします。(例えば、ラインの引き方や、ダマシ回避の方法など)
そして、体得して得られたパターンやコツは、自分にとっての財産となります。
特に、手を動かすことで得られた情報・視覚的に得られた情報は、記憶に残りやすくなります。
相場は、人間の思惑によって作られますから、同じようなパターンが将来的にも現れる可能性は非常に高い。その時に、自分の覚えていたパターンやコツが当てはまって、勝てるというケースも必ず出てきます。
FXで勝てているトレーダーは、この「パターンを持っているかどうか」によるといっても良いでしょう。勝つ確率を高めるためには、過去相場を使って、こうしたパターンを獲得していく必要があります。
過去検証の方法と3つのコツ
過去検証のやり方は、難しく考える必要はありません。
「過去チャート(MT4など)を開いて、トレードルールどおりにエントリー・決済をやってみる。その結果、どういう成績になるかを調べる」というだけの作業です。
これはもう、実践するだけ、です。
チャートを開いて、エントリーポイントを探して、利益になるのか損失になるのか記録していく。
まずは、ユーロドルで2015年の1年分、というように、いきなり多くの期間ではなく、ちょっとずつやってみるのが習慣化できるコツです。
実録・4時間足での過去検証動画
私がMT4上で過去検証している動画を、参考までに掲載します(6分50秒~)。
その他、効果的に検証するためのコツをいくつか紹介します。
①記録をとること
過去検証をやる目的の1つが、「実際の利益率」を調べることですから、利益率のデータをとることが大事です。
エントリー・決済のトレード結果はノートなり、エクセルなりに記録して、後から見られる状態にしましょう。この結果で安定して利益になることが分かってはじめて、その手法を使うことができます。
私の場合は、以下のような自作のエクセルシートを作って、記録しています。
こちらのエクセルシートは、以下からダウンロードできるようにしましたので、良ければお使いください。
⇒ 記録用シートをダウンロードする(クリックでダウンロード開始)
②同じチャートで何回もやること
同じチャートで過去検証をすると、上がるか下がるかの結果が分かっているので、意味がないと思われるかもしれませんが、実はそうではありません。
過去検証で一番重要なことは、「同じチャートを使って何度もやる」ということです。
たまたまのラインの引き方やエントリー判断で、うまく利益に出来たということではなく、同じようなチャートが現れたら確実に利益にできる、という認識と自信をつけるために、同じチャートを使って何度も検証することに意味はあります。
ぜひ、一回限りでなく、同じチャートを繰り返して検証して、パターンを吸収するということをやりましょう。上達のための良い方法になります。
③過去検証用のツールを使うのも効果的
基本的にMT4の過去チャートで検証すれば事足りますが、さらなるレベルアップを図りたい場合は、過去検証用のソフトを使うのも非常に良い方法です。
長らく、あまり良い検証用ソフトが無かったのですが、最近、良いものが販売開始されました。
「FXトレードギア」というソフトです。詳しくはこちらの検証記事をご覧ください。
将来の足を隠しながらの実戦と同じ形での練習は、上達方法としてはこれ以上ないというくらい有用ですので、まずはMT4を使っての検証、さらにレベルアップを図る場合は、こういったソフトの利用も検討すると良いと思います。
「過去検証」が上達するベストの方法
FXを上達しようと思ったら、とにかく「過去検証」です。
最初はめんどくさいかもしれませんが、稼ぐために習慣化することを考えていきましょう。
ノウハウだけ(マニュアルや動画)を眺めていても、トレードの力は身につかないものです。それよりも、手を動かして、その手法の良い部分・悪い部分を調べる。改善できる部分はないか、考えてみる。
こういった行動の繰り返しが、トレーダーの本当の実力になります。
- インジケータの知識に詳しい
- いろんな手法を知っている
- FX商材のPDFや動画をたくさん見た
といったことは、本当に稼げる力ではありません。
そして、過去検証することで、リアルトレードだけではカバーできない経験値を手に入れることができます。
リアルトレードなら、4時間待って、ようやく4時間足1本が出ます。
でも、過去検証なら4時間あれば、1年分の検証ができますし、「過去検証をしないトレーダーの1年分の経験値」と同じ経験値を、その4時間で手に入れることができます。
9割のトレーダーが過去検証をしていません。
ならば、あなたは過去検証をして1割の勝ち組に入りませんか?
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