クロスリテイリングの「EASY TRADE FX」の購入者に、バックエンド商品のお知らせが来ているようです。
イージートレードFXは、当サイトでも割と売れ筋の商品なので、お知らせを目にされた方も多いかも知れませんね。
内容は、講師の石井さんの新ロジックということで、「やはりバックエンドあったのか」という残念な思いが強いですが、レビューしていきたいと思います。
この記事の目次
動画の1回目が届いた!
プロモーション動画の1回目が届きました。
リンクつけていますが、ロジックの内容は語られていないので、見ていただく必要はありません笑
内容を要約しますと、新ロジックは、
・年間10,000 – 15,000pipsの大きな利益
・ほぼ無裁量で利益になる
・1日わずか5分のトレード
・推奨通貨ペアは7種類
・サインに従うだけ
・イートレよりも、さらに簡単
と、誇大広告感、ゴリゴリの内容となっています。
イートレは個人的に面白い商材と思っているので、バックエンドやゴリ押し感は非常に残念なんですが、ロジックそのものにはやはり興味があります。
動画の2回目、ロジックが明らかに・・・
プロモーション動画の2回目が届きました。
これも動画が長いので、カンタンに要約しますね笑
今回はロジックの中身が、結構しっかり語られていました。
・使う時間足は1時間、4時間、日足
・エントリーチャンスは月50回(たぶん上の全部の足を使ってでしょう)
・サインツールで無裁量(限りなく怪しい)
・利益幅は400~1000pips以上(利益を伸ばす手法)
そして、ロジックの中心は「パラボリック」であること。
イートレは一目均衡のロジックなので、完全に別ロジックですね。
感想としては、
う、う~ん、「買いたくねえ」・・・
と思っている自分がいます。
「パラボリック」を使っている商材は、他に「トレンドストライクFX」などがありますが、試しにチャート上にパラボリックを表示してみましょう。(ユーロドル、4h、パラボリックはMT4デフォルト設定)
パラボリックを初見の方がいらっしゃるかもしれませんので、簡単に解説すると、
「ローソク足の下にパラボリック(点)が出てたら買い」
「ローソク足の上にパラボリック(点)が出てたら売り」
という使い方が基本的で、「トレンドに強く、レンジに弱い」という特徴があります。
上のチャートを見ると、結構トレンドを獲れているように見えるので、「お、良さそうじゃん」と思われるかもしれませんが、パラボリックだけに頼るとレンジ相場ではひどいことになります笑
なので、見た目ほど単純に、利益の出るインジではない、というのが個人的見解です。
(使い方次第ですけども)
「買いたくない」といった理由もこれで、「トレンドフォロー系の手法なら、トレンド相場では、どんな手法でも利益が出て当たり前」なんですよね。
たとえば上のチャートも、「移動平均のゴールデンクロス」でも同じようなトレードになると思います。
わざわざこの商材を買う必要がないんですよね。
なので、こういうトレンド系商材を正しく評価するポイントとしては、
・どんな決済ルールか(特に損切ポイントとリスクリワード)
・レンジ相場で、どんなダマシ回避をするか
がすごく大事なポイントなんですけど、「サインどおりで無裁量」と言い切っちゃってるので、「大して優位性は期待できないだろうな」、「これはB級商材だろうな」と買う前から思ってしまっています。
今年は「スキャルパーフェクト」「フラッシュゾーン」「トレード光」と商材レビューに10万円ほど使ってしまい、資金的に\(^o^)/オワタの状況なので、あんまり買いたくないというフトコロ事情も。個人的で申し訳ありません笑
冗談はおいといて、唯一の救いとしては、「パラボリックの設定は、検証して独自設定」と、石井さんがおっしゃっている箇所があるので、新しい工夫があるのかもしれないというところですね。
パラボリックは、インジの中でも「パラメータ設定が命」なので・・・
これは、これからの動画や、セールスレターのチャート画像なんかで分かる部分もあると思うので、続報していこうと思います。
というわけで、ひとつ言えるのは「飛びついて買うのはやめた方がいい」ということですね。
販売ページ公開されました
本日、超イートレの販売ページ、届きました。
1日5分で15000pipsか・・・、実績を疑う訳ではないんですが、「いろんな時間足×通貨ペア数」で、こういう数字は作れるので、インパクトある数字に煽られるのには注意したほうがよさそうですよ。
ノウハウの目新しさや過去数字と、あなたが稼げるようになるかは全く別問題ですから。
商材の中身どうこうより、この「FX簡単ですよ」っていう煽りが個人的にはすごい嫌いっす笑
さて、セールスページから、この手法の詳しい所分からないかなーと探ってみました。
前回に記したパラボリックや、リスクリワードの設定あたりを読み取れれば、手法の内容も推理できそうです。
で、見つかったのがこのチャート画像。
パラボリックの表示はないので、どんな設定かは分からなかったのですが、リスクリワードは損小利大の設定と分かりますね。この箇所以外にも「損切150pips」という文言が出てくるので、損切幅を「値幅」で固定するロジックのようです。
ただ、1時間足で150pipsの損切幅は、一般的なロジックからすると大きい感じもしますが・・・
損切幅が大きいと、資金管理的に投入ロットはそれほど多くは入れられないので、ド派手なpips数に比例した利益が得られるかは注意した方がいいですね。
資金量が少ないと、エントリー数も限られるので、サインが出ていてもエントリーできないということにもなりかねません。
さて、販売ページは意外とあっさりしていたので、情報量としてはこんな感じです。
ここまでの情報をまとめると、おそらく
・ほぼパラボリックに頼ったトレンドフォローである
・損切幅150pips等で、トレーリングストップをかける損小利大のスイング
ということで、結論としては
「よくある手法」
としか言い様がないんですよね。
だって「レンジへの対応」全く書いてないんですもん。
前にも書いたとおり、トレンドフォローの手法は、トレンド相場なら何やっても利益になります。
そこからさらに優位性を作っていこうとするなら、損切幅を小さくするとか、裁量入れてレンジ回避するとか、ピラミッディングするとか、そういう対応が絶対必要です。
そこがないと、よくある手法どまりになっちゃうと思います。
サインツールだけで、そうした対応が出来るとも思えないですしね。
この商材にもしあなたが興味はあったとしても、
「すでにトレンドフォロー手法を購入していないか」
「もしトレンドフォロー手法を持っているなら、なぜあなたはそれを活用できていないか」
「その手法を過去検証して、課題を改善するところまでやったか」
等、ちょっと落ち着いて考えてみて欲しいんです。
特にこの商材のフロントエンドの「イージートレードFX」もトレンドフォロー手法でしたよね。
それを今現在使っているか、稼げているかどうか。
そこで判断して欲しいと思います。商材代だって決して安くないですから。
なので、この商材をお勧めする方としては、
「イージートレードFXをメイン手法にしている方」
「イージートレードFXで稼げたので、石井さんに利益を還元したい方」
「とにかく石井さんファンだ、という方」
になると考えます。
手法の優位性がはっきり見えなかったので。
トレード手法は、あくまでただの道具です。
それを使いこなすまで、あなた自身が練習(過去検証)と分析(トレードノート)といった必要なことをやっているか。
商材を買わなくても、成長できる方策があるならそれに越したことはないし、(やってなければ)まずはそちらから手を付けて欲しいとも思います。