今週の為替相場振り返りと、来週以降の予想を記しました。
直近の相場をしっかり振り返るのは、FXの実力アップに必ず役立つので、ぜひ習慣化していきましょう。
なお、チャートは「日足」と「4時間足」、インジケータは「トレンドハンターFX」のセットアップを使用しています。
この記事の目次
今週の概況
先週末のドル伸び悩みを引き継いで、米雇用統計までは大きなトレンドの無い展開となりました。
金曜の米雇用統計では、予想を下回る弱い数字となったため、ドル売りとなりましたが、引けにかけては買い戻されるなど、神経質な相場となっています。
1.ドル円(USD/JPY)
日足はフラッグから、レンジへの形に移行してきました。依然もみ合いの継続です。
雇用統計を受けて、一時150pips下落しましたが、120.00まで戻すという展開に。
下値が相当に堅い印象です。
要因としては、株式相場との連動、ドル利上げ時期、日銀金融緩和への期待などがありますが、引き続きレンジブレイクを見ていく形になりそうですね。
2.ユーロドル(EUR/USD)
ユーロドルも様子見色の強い、完全なレンジで推移しました。
ドルのサポート要因が無い割りに、ユーロも上昇しないので、相場のコンセンサスも混迷しているなーというのが読み取れる展開ですね。
上昇するならば1.13、下落するならば1.11のラインにしっかりサポートされてのエントリーまで待つ方が良いでしょう。
3.ユーロ円(EUR/JPY)
ユーロ円も完全にレンジ。やはり様子見が無難でしょう。
135.00のラインが起点になると思いますが、上下どちらもありそうな展開ですね。
4.ポンドドル(GBP/USD)
ポンドドルは、先週から謎の強い下落が続いていましたが、下値が固まってきたかなという印象。
4時間足では、ライン上でサポートが確認できればロングもできそうですね。
本当はラインに引き付ける形で、今エントリーしてもいいんですが、雇用統計で急速にドル買戻しされているのが若干怖い。
なので、月曜ライン上での様子を見て問題なければ、にしたいと思います。
5.ポンド円(GBP/JPY)
ポンド円もトレンドとしては下落中ですが、ドル円やポンドドルの下値が堅いこともあり、来週は上昇へのトレンド転換目線でみておきたいと思います。
ぷーさん式のエントリー形になれば、すかさずロングです。
PICK UP オージー円(AUD/JPY)
豪ドル/円の4時間足です。最近はオセアニア通貨の存在感が高い相場ですが、今週は豪ドル、NZドルもレンジ・様子見の相場になりました。
来週も、オセアニア通貨に関しては、中国株式市場の動向なども受けた展開になりそうですが、リスクオン・オフの気配をチャートから読み取っていきたいですね。
まとめ
ドル円が典型的なレンジに入っていることから、ドルストレート・クロス円ともに方向感がない相場になっています。
こういったレンジ相場の後には必ずトレンド相場が現れますので、トレンドの初動を見逃さないシナリオ予想を、今のうちにやっておくのが大事かと思います。
来週は、まずはポンドのチャートに注目して行こうと思います。